天気飴(2022)
※ この作品は某企業の方と仕事をした際に制作し、関係者内で発表した作品です。社名を伏せるため実際に発表したステートメントの一部を書き換え、写真にも目隠しの編集を追加しています。
2021年夏、Y社の労働安全対策のなかで取り組まれている熱中症対策でEセンターの事務所に熱中飴ボックスが置かれました。2-3種類の業務用の塩飴がボックスいっぱいに入っており、極暑の職場で空調服も着ず働くスタッフたちは塩分を補給するためにたびたび飴を舐めていました。
季節が移りだんだん肌寒くなるとボックスを手に取る人は減り、中身は何ヶ月もほとんど空だったように記憶しています……。
そして2022年の春先、誰かが市販の飴を熱中飴ボックスに入れたことをきっかけに事務所内で飴を楽しむことがブームとなり、皆は塩飴にこだわらず好きな飴を買ってきてボックスの中に入れました。ソフトキャンディやチョコレートが入っていたこともありました。ミルク系など人気のあるものは1日も経てばなくなりますが、底でベトベトになるものもありましたね。
風の強い多忙な日も太陽が眩しい穏やかな日も私たちの側には飴がありました。飴を話題にスモールトークが生まれ、所属会社の異なる事務メンバーの仲も深まったように思います。
熱中飴ボックスを囲んで取り組んだA運用も10月末でクローズします。私たちを見守り気持ちを晴れやかにしてくれたボックスはY社の備品であるため、他社が担当する運用の引越し先には行きません。また他の新たな現場でも愛される存在となるでしょうか。
この作品は2022年5月23日から10月16日の期間で私が出勤した日に2カットずつ撮影したものです。今までに何人もの人が持ち寄り皆で楽しんだ飴と再び見返すことで、A運用の荒波や人の温もりを振り返ることができるかもしれません。
さいごに 飴を買ってきてボックスに入れてくださった方々、ありがとうございました!
2022年10月 リナサトウ












































































































































































































補足
このように印象を変えず撮影して複数枚並列する方法はシンタックス的表現と呼ばれます。ライティングや構図、アングル、カメラの設定などの撮影方法を統一して撮影していくため、普段は気付きにくい部分を一目で細かく比較できる点において優れています。被写体間を比較したり違いを発見・認識しやすい点が最も面白く特徴的であると考えています。
